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全国中学生アートの甲子園ギャラリー画像

審査講評一覧

第4回 全国中学生アートの甲子園 福井WEB展 審査員

田中 圭一

(元ACGP実行委員会委員長 行動美術協会会員 大阪府堺市)



東良 雅人

(京都市立芸術大学 客員教授 京都市)



清水 由朗

(日本画家 愛知県立芸術大学教授 東京富士美術館長)



石堂 裕昭

(前福井市美術館長)



鷹野 晃

(元山梨県内公立小中学校 校長)



上田 みゆき

(美術家 墨絵アーティスト イラストレーター 福井県)



伊藤 裕貴

(画家 独立美術協会会員 福井県立敦賀高校教頭)



西野 カイン

(芸術家 福井県)



大正 千春

(福井県中学校教育研究会 美術部会長)



後藤 亜好

(福井県交流文化部文化・スポーツ局文化課主任)



牧井 正人

(実行委員会実行委員長 美術館ナビゲーター 福井県)







【審査講評】

★審査講評の先生名

101 厚東 雪珠 「縁起猫」

・4匹の猫の表情がとてもいい。背景が赤いベルベットの布が敷き詰められているかのようで、猫の毛並みの質感とあいまってぬくもりを感じる。★大正



102 三島 椛暖 「御遊戯」

・紙風船を神が遊ぶという発想がまず面白い。そして紙風船に描かれた鯉が飛び出してくる様子をリアルに表現している。難しい表現に挑戦した姿が素晴らしい。★牧井



103 細谷 萌 「film」

・様々な種類の額縁を使い遠近を表現する意外性が引き立つ作品。作者の思いを効果的に表すため、額縁のサイズや角度を工夫し暖色系の色調を効果的に配しています。★清水



104 小出 沙弥桂 「対」

・ケチャップとマヨネーズを対比させるという発想がとてもユニークな作品です。子どもの手が描かれたことで単なる色からの連想ではなく、物語性が生まれました。★東良

・赤いケチャップと黄色いマヨネーズに各々わかりやすい物を描いて「対」とし、画面四隅からの動きも取り入れ、盛り上がった絵具の工夫も見る者を楽しませてくれる。★石堂

・身近な物から同色のものを連想する感覚を、上手く表現しています。シンプルでありながらしっかり描きこまれていて、チーズや卵に拘りを感じます。★西野

・おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさが感じられる。動きを感じられる。このまま、コマどりアニメにしたら子どもたちに喜ばれそう。★後藤



105 野田 実怜 「道灌の山車」

・観た瞬間、笛やお囃子の音が聞こえるようだった。提灯とともに月明かりがこの山車を照らし出していて、荘厳な印象を受ける。★大正



106 何 千綾 「星」

・家族や友達など、自分を支えてくれた全ての人によって、明るく照らされている自分を描いた絵で、大胆で実直な表現により感謝を伝えたいという気持ちが伝わってくる。★伊藤



109 立花 葵 「私の歩幅で」

・険しい岩場なのに穏やかな色調と力まず手探りながら歩く人物の姿が、他に流されない自分の「ペース」という主題を見事に実現させた。ポジチィブな空気感がよい。★鷹野

・丁寧な描写である。木々と川の緑が瑞々しく、若さを象徴するような新鮮な感じを受ける。岩場を歩く自分の姿をこれまでの人生や未来に重ねた視点が興味深い。★田中

・とても丁寧に描かれた風景の中に自身を置いてゆっくりでも、自分のペースで歩むという力強さに加え、描写の確かさ、捉え方の俯瞰的描写、それでいて、ものすごく上手いです。自分自身を上からの視線のままに遠近感なども正確、リアルであることが、余計に、今の現実の彼女の心情を深く読み取れて、とても良い。★上田

・生活画に見えるが、河岸を降りる自分の姿を「生きる姿」に例えて描いているところが素晴らしい。それぞれのものに思いが込められ、配色や筆触がよく工夫されている。★牧井



201 柴田 るか 「るか(自分自身)」

・描かれている犬への愛情を強く感じる。愛くるしい瞳で見つけられると確かに悩みが浄化されそうだ。瞳に映る未来は、どのように変化していくのだろうか。★大正

・自分自身を描くのに、近くにいて大事な存在であるワンちゃんを描くその彼の瞳の中に映る自分、これまた、リアルな描写を、全面にドーンと構成したことで、この画面に広がる、期待と不安がしっかり表現できていると感じ。★上田



202 久原 咲季 「蒼いひととき」

・透明感のある色調が魅力の作品です。★清水

・昭和レトロなクリームソーダに亀が泳いでいるなど、自由で空想的な表現に多くの生徒が魅了されたのでしょう。WEB展では多くの「いいね」票をいただいた作品です。★牧井



203 五十嵐 礼苺 「好きなもの」

・飼っている犬を太陽の中心に据え、その他自分の好きなものを大胆な着色の立体で配置し、全体の雰囲気でうまく表現できている。★伊藤



204 野崎 ひまり 「私の富嶽三十六景」

・極めて平面的な和の世界観に挑んでいます。モダンなイメージの花々や水玉を、現代的な解釈により構成した意欲的な作品です。★清水

・「私の」というだけあって個性的な富士山の情景が目を惹く。ポップで華やか。祭りのような賑わいも感じ、あふれだすような草花とどっしり構える富士山の対比が面白い。★大正

・富士山の捉え方が斬新。見ていて元気をもらえる作品。★後藤

・和の要素で構成されているが、どこかエキゾチックな要素もあり、若く新鮮な目が組み上げる美しさに可能性を感じる。無彩色で表現した富士が効果的である。★鷹野



205 松尾 亜依美 「未来に向かって」

・主題も技法も日本の文化をベースに表現されている点に興味を覚えた。鯉も波も一定の様式美があり、一般的な日本画とは違った個性的な魅力がある。★田中



207 新井 遥花 「近づいて」

・自分の顔を写実的に描くのではなく、蝶や蛇などを表現し想像力豊かに表現しています。色合いも美しく、細部まで丁寧に表現されていて素晴らしいです。★牧井



209 佐藤 美空 「拝啓、私へ。」

・黒地に花柄のような模様のある上着が印象的。少女の芯の強さを表しているかのようだ。外からの反射光の明るさが空間をまとめている。 ★大正



210 益子 晴 「くじら雲」

・センスの良さを感じる作品です。水彩の使い方、とってもいいですね。具象の捉え方の省略加減もセンス良いです。雲の中にくじらの骨?かな。ここもう少し、インパクトポイントで、なにかしら深めに表現すると作品が締まるかな、とも思ったたけど、左上の飛行機雲てきなライン効いているので、あえて、この全体フラットが、オシャレかもしれないですね。大人っぽい作品 ★上田



211 小澤 優衣香 「宇宙に飛び立つ梟(ふくろう)」

・梟を四足歩行の鳥獣のように力強く表現した作品で、羽根の色は勿論のこと、足や胴体、地表なども細かく丁寧に仕上げており、迫力のある立体作品となっている。★石堂

・こういう作品が見たかった!まるでペガサスのような梟。大胆な発想と精密な作りこみに見入ってしまいます。現物が見たくなりました。 ★西野



212 齋藤 萌栞 「海のピアノ」

・初めて油絵を描いた初々しさがとても素敵な作品です。作者が感じている孤独さや、海の中で流れてくるピアノの音が表現から見る人に伝わってきます。★東良

・海底でのピアノ演奏、不思議な世界ですね。深い海を表現しようと、色の重なりや筆のタッチを工夫しています。まるで魚もいっしょに鍵盤をたたいているようです。 ★牧井



301 井上 紗代 「旅づかれ」

・おそらく写真を見て描いたと思いますが、このような場面を写真に撮ること自体が素晴らしい発見だと思います。常に描きたいものを見つけようとしていたのでしょう。表現力も優れていて、旅のつかれが伝わってきます。★牧井



303 本名 優李 「紺青色の街」

・旧市街のイメージでしょうか。歴史を感じさせ、統一感のある色調によくまとめたと思います。力強く細やかなタッチで描かれています。★清水

・海の中のぼわっとした色合いが魅力的。人や生き物がいないことで、いろいろな想像が膨らむと感じた。★後藤



304 小坂 咲葵 「焦がれる」

・「劇中劇」ならぬ「画中画」の設定がユニークである。画面に吸い込まれる手が「過去の世界に戻ること」と「自分の描いた絵の世界に入ること」を巧みに表現されている。★田中

・キャンヴァスが、液晶画面のように輝いている。その光る画面に触れた指が、絵の中に入り込む表現に現代的な感覚が垣間見え、新鮮である。★鷹野



305 TODKHUU NAMUUNAA 「今日はカレーだ!」

・ほのぼのとした画面から、中学校生活が楽しく充実したものであったことが伺える。「給食の時間」を主題にしたところに視覚的な面白さだけでなくリアリティを感じた。★田中

・半年かけて給食をテーマに100枚以上も写真に撮り、構図や表情を考えて構想していたことが素晴らしいですね。一つのことを追求し描いた作品には力を感じます。★牧井



307 佐藤 七海 「夏の踏切」

・夏の空気感が表現されていると思います。★清水

・「夏の」をテーマにした踏切の表現がいいですね。季節を伝えるためにどうするといいのか、色や対象を工夫し練りに練って構図や色彩を試行錯誤したのでしょう。「いいね」投票でも多くの方がこの絵を評価しています。★牧井



309 平野 凪海 「葛藤の輝き」

・ドラゴンの首の曲がり方や鱗ひとつひとつの奥に、大きな努力の痕跡が見えます。更なる研鑽を重ね、今後もかっこいい竜たちを産み出してください!★西野



310 塚田 壱佳 「宴」

・日本の妖怪の面白さ、愉快さを、よくぞ描いてくれたね!ですね。おどろおどろしく楽しい様子がよく描けていますね。世界に誇れる日本の文化でもあるので、「怖いカワイイ」をこれからももっと洗練させて、表現してくれると嬉しいですね。★上田



313 油津 貴志 「今の僕の心境」

・油彩画の絵の具をよく使いこなし、丁寧かつ心を込めて描いています。背景の色調もきれいです。★清水

・ハシビロコウの目力(めぢから)に魅了された。様々な表情をしているハシビロコウは、作者の心境を表しているとのこと。「前進あるのみ」といった感じだろうか。★大正



314 西澤 凛 「海馬の鼓動」

・ユニークな発想と構成でつくり出した心象風景です。効果的な構図が印象的です。★清水

・水面は、はるかかなた上空で、ブクブクと泡が上がっていく音が聞こえてきそうだった。水中ではないことが作者のコメントからわかったが、不思議な世界観に惹かれた。★大正



315 髙橋 円花 「6年間私を守ってくれてありがとう」

・小学生から中学生になった喜びと不安な気持ちが作品からよく伝わってきます。ランドセルの丁寧な表現が作者の小学校時代の思い出の全てを語ってくれているようです。★東良



316 和光 結々 「Meaningful Time 」

・色調が美しい。イカを境に手前がブルー、奥がオレンジ。オレンジの光にシルエットで浮かび上がる魚もリズミカルで美しい。★大正



318 寺尾 文花 「私の好きなもの」

・好みの食べ物を思い描いている表情が良い。水彩絵具を上手く使いこなし、食べ物や背景もきれいに描いており、素直に明るく優しい気持ちにさせてくれる。★石堂



319 目良 彩香 「蛸」

・今の自分の中にあるもやもやした気持ちを表現したというが、画材の工夫など質感の深い探究によって、独特のリアリティが感じられる作品になっている。★伊藤



401 石川 弥哉志 「部活中は憂鬱」

・その人にしかわからない気持ちや想いがあります。複雑に絡み合った部品たちを巧みに構成し、“憂鬱”という心の中の出来事を美術の力で上手く表現しています。★東良

・思春期特有のイライラとした気持ちを画面にぶちまけ、エネルギッシュな画面となった。「好きな時間」に入り込む「嫌いな時間」のアイデアが画面に程よいハレーションと動きを与えている。★田中

・ストレスをギュウッっと貯めて、爆発させたとき、ものすごいエネルギーが発現します!まさにそんな作品、そのイヤイヤながらの塾、のおかげともいえる、その爆発、それも、また、ものすごい熱量、根気が、この絵に見て取れますね、素晴らしい!!かっこいい作品だと思います!★上田

・感情の赴くままの曲線と、線の強弱に圧倒されます。負の感情が生み出す作品は強く美しいです。切り絵のような線が特に魅力的でした。★西野

・思わず隅々まで見たくなる。気持ち悪いような、ぞくぞくするような感じが癖になる。画面構成から、まだまだ世界が広がっていく(ストレスが増大)感じが受け取れる。★後藤



402 野畑 楽人 「星の収穫」

・夜空の星にいまにも手が届きそうな感覚を、そのまま伝えようとした作者の心情を感じます。容器に収納しているのは暗黒星雲を含む銀河全体の形に見えます。★清水

・作者コメントに惹かれてしまった。収穫してはいけない星を出来心で収穫してしまったということか。雪山の表現が美しい。夜空とのコントラストもいい。★大正

・普段自分たちが眺めている星空を収穫したいと描いたユニークな作品。容器に吸い込まれていく星々がスパッタリングで軟らかく魅力的に表現されている。★伊藤

・夜空を見上げ、星を見つけて瓶に集めたいと言う発想が素晴らしい。背景の雪山が緊張感を与え、空の彩色も深くこだわって表現している。部屋に飾りたい絵である。★牧井



405 朝岡 優 「私の世界」

・何気なく見ていると見過ごしてしまうほど様々な工夫が積み重ねられた作品です。描かれているもの一つ一つに見る人に発見する楽しみと驚きを与えてくれます。★東良

・平面であるはずの絵が、画面からはみ出したり、重なりを利用したりして三次元的に表現して自分の想いを独創的で深みのある空間に表現しているところがよい。★鷹野

・描かれた生き物が画用紙から飛び出してくる動きがうまく表現されている。背景に置かれた新聞紙が現実の世界を伝え、空想との対比を感じる作品である。★牧井



407 日毛 萌々香 「緑に染まる教室」

・ずいぶん昔にここは教室だったのだろう。少しずつ植物が芽生え、自然と一体化していく様子がうかがえる。しかし色づかいからか、見ていると穏やかな気持ちになる。★大正



408 下野 望優彩 「思い出の公園」

・画面下方に公園の外を大きく入れることで、思い出の公園と少し距離を感じさせる構成となっており、どこかはかなげな情感を呼ぶ作品で作者の意図が伝わってくる。★石堂



501 畠中 万紘 「造り続ける」

・取り囲み積み上がるモノクロームの「記憶の引き出し」、中央には中一の作品を「核」にしたカラフルな自分。描写力とともにいくつもの対比の仕掛けが深い印象を与える。★田中

・極めて理知的な作品です。円弧を生かした縦の遠近、そのパースに沿った人物や植物の配置、モノトーンの効果的な背景など、秀逸な技能を感じます。★清水

・円筒形の空間の中に「造り続ける自分」を配置し、下から上へ広がるような構図が面白い。また、植物と自分だけを着色し、他はモノトーンで表現した効果が効いている。「造る」とは、どういう意味があるのかを聞いてみたい。★牧井

・私生活の中、モノトーンの思い出や記憶が取り巻いている。描き、創造し続けることが自分の成長であり生きがいであることを鮮やかな植物の姿で象徴的に表現している。★伊藤



502 山本 愛実 「わくせいのなか」

・「惑星」で起こっていることはきっと今、この「地球」で起こっている出来事にほかならない。エルンストを思わせる緻密で不思議な風景に釘付けとなった。★田中

・空想を効果的な造形で描き出しています。シュルレアリスムをほうふつとさせる作品です。細かな部分の描写に意志の強さを感じます。★清水

・どんなに優れた文明も自然には勝てないということか。人工建造物は植物で覆いつくされている。新たなモニュメントのようになった建物が印象的。★大正



503 小西 心愛 「一家温暖化」

・「惑星」で起こっていることはきっと今、この「地球」で起こっている出来事にほかならない。エルンストを思わせる緻密で不思議な風景に釘付けとなった。★田中

・空想を効果的な造形で描き出しています。シュルレアリスムをほうふつとさせる作品です。細かな部分の描写に意志の強さを感じます。★清水

・どんなに優れた文明も自然には勝てないということか。人工建造物は植物で覆いつくされている。新たなモニュメントのようになった建物が印象的。★大正



504 小谷 凛々花 「夢織りの時間」

・誰にも邪魔されない自由な発想と、おおらかな表現が際立つ作品です。シュルレアリスムを感じさせるモチーフの配置、人物の表情、彩度の高い色調も魅力です。★清水



505 寺澤 一翔 「人々の願い」

・上下で素材を変えることによってダイナミックな仕上がりになっています。技術+独創性+遊び心、最高の一枚です。★西野



509 岩橋 美織 「教室に想いを」

・上下で素材を変えることによってダイナミックな仕上がりになっています。技術+独創性+遊び心、最高の一枚です。★西野



510 小森 美海 「未来への記憶」

・飾らない中学生の姿が丁寧に描かれている。青の色調の背景に紫の制服が印象的で強い意志を感じる。作者がどんな未来をトリミングするのかとても興味深い。★田中



512 増田 晃大 「機械でつくられた街」

・唯一無二の世界観にとても惹かれる作品です。画面の外に広がっていくような表現に作者が強く心の思い描いたメッセージが伝わり見る人の心をつかみます。★東良



514 郷 月音 「自由な女神」

・地区審査のとき、美術館の学芸員と話していて話題になった絵である。見れば見るほど、奈良美智、村上隆やバスキアなどに通じる現代的な作風で、楽しさに溢れている。★牧井



516 鈴木 悠季野 「井の中の蛙 大海を知らずされど空の青さを知る」

・私たちの身の回りは様々な形や色などに溢れています。この作品はそんな普通の日常から素敵なものや面白いものを見つけることの楽しさを私たちに教えてくれます。★東良



521 髙橋 怜愛 「もう少し」

・水中に伸びた手と袖が濡れないようにまくる手が、より良いものを求めつつもどかしく思う自分を効果的に表現できている。紙と鉛筆が画面に動きと空気感を出している。★鷹野



525 五十嵐 天南 「夏」

・最近の夏の猛暑が嘘のようだ。さわやかで、しかし、開放感のある夏のイメージ全開。こんな夏なら早く来てほしいと思う。★大正



528 北野 結菜 「未来旅行」

・わかりにくいが花束の気球に自分、紙飛行機に友達、フィルムに思い出を各々重ね、下から上るように螺旋状に描き、色彩通りの明るい未来への高まりを感じさせる。★石堂



531 家髙 桃子 「受験休暇」

・優しい表情としぐさ(構図)から芝生の上でまどろむ心地よさが伝わり、ほっこりさせられる。ちりばめられた教科書の画面の良いアクセントとなっている。★田中



534 山本 陽夏乃 「四季を味わう」

・着物の少女と猫の佇みは時を止め、外には春夏秋冬の景色、机上には四季の和菓子を描き、安定した構図と独特の色合いで時代錯誤に陥る不思議な雰囲気を漂わせている。★石堂



536 和田 来夢 「自由を求めて」

・地球の未来を危惧し、描いた絵である。赤い人間の手と睨む恐竜が対比的に描かれ、作者の強いメッセージを感じる。地区展審査では見逃した絵である。★牧井



539 山崎 瞬 「welcome to the paradise」

・何度見ても惚れ惚れする絵です。画力の高さと独創性のバランスが取れていて、情報量が多いのにきっちり纏まっています。これからもたくさん妄想してください!★西野

・この世界観に魅了された。カエルやトカゲの文明は、太陽が沈んでからが活発になるのだろうか。夕焼けに照らされた情景を美しい色彩で表現している。★大正

・蛙さんたちワールドが、まず凄い説得ある画力と独特な描写力、デッサン力云々より、世界観に引き込む力が凄い。きのこの傘付きベンチにあるランタンとか、細部の見せ方が秀逸です。人間の僕だけ、えらく真面目そうなのも面白い。恐竜の白亜紀がまざってるのも、向こうの真っ赤な空が増して、おそろしくファンタジーリアル!★上田

・カエルやトカゲたちが人間世界を表していて、シュールな世界になっている。どこかに自分を重ねて見てしまう、ちょっと懐かしいようなノスタルジックな作品。★後藤



601 戸川 智香子 「掌中の珠」

・タイトルにあるように自分の大切なものが傘下に丁寧に描かれている。モチーフがどれもドラマティックで興味を引く。鮮やかな色調であるが、配色が独特で落ち着きがある。★田中



602 𠮷川 果凜 「割れモノ」

・子どもでもない大人でもない中学校3年生の“今”がとても感じられる作品です。筆をもつ手はどんな思いはなんだろう、そんな絵の外側を知りたくなります。★東良

・リアルな身体の描写と不思議な顔の組み合わせが面白い。作者の思想が透明の球体となって増殖し、今にも壊れそうな危うい中学生の心情が伝わってくる。★田中

・膨らんだ閃きや想像が次々に産み落とされ、頭の中の部屋にたまっていくようすが抽象化した美しい色彩で表現されている。ユニークなポーズと表情もとても微笑ましい。★伊藤

・ゆがんだ表情と頭の形、写実的な制服や手との対比が面白いと感じた。ビビットな色合いの部屋の壁とぼやけた色合いの「割れモノ」たちや濃く暗めの制服との色の対比も効果的だと感じた。★後藤



604 甘崎 綴花 「意味あることを信じて」

・若い葛藤や悩みを構成的に表現しているように感じました。全体の色調の暗さは見事です。奥行き感やその中ある形を細やかな神経を使い描き出しています。★清水

・「何を描く?」未来への不安を表現した作品であり、哲学的な絵である。描写力に優れ、ユーモアにも富んでいる。顔を隠している姿はマグリットの絵のようでもある。★牧井



605 山下 杏子 「よーい、スタート 」

・地面に近い位置からの構図。この位置からは、走っていく道の遠くを見通すことはできない。何が待っているかわからなくても仲間と走り出す。その覚悟が感じられる。★大正



606 西川 楓人 「獣たちの海底」

・描きたいという衝動がひしひしと伝わってきます。たくさんの色を使って未知の世界のロマンをとても上手く表現されていますね。★西野



608 中田 彩月 「無加工」

・現代的な課題に対して、毅然と立ち向かうテーマがよい。白い靴が効果的。あえて顔を暗いトーンで描いているが、かえって強さが強調されていて巧みである。★鷹野



610 橋本 燈和 「わたしは私」

・寝そべった私の周囲に雑然と物が散らばっている状態を上から見た絵だが、顔周りを中心に多くの物を上手に配置・配色したことで構図が安定し、テーマも明確である。★石堂



611 西村 芹 「もりのなかま」

・神秘的な色彩に心ひかれた。目を凝らさないと見えないような小さな生き物たちが妖精のような女の子を見守っている。かすかな光の中の情景が美しい。★大正



612 高尾 樹 「流涙」

・「強い」というイメージが定着している竜に「悲しみ」を背負わせる斬新さ、大好きです。背景の黒に対して、鱗の配色にはぬくもりを感じます。★西野



613 森内 咲由希 「 I (アイ) 」

・モノクロで描かれ、だまし絵のような構図。ハシビロコウをはじめとする動物のまなざしの強さが印象的。動物は自分自身を表しているのだろうか。★大正

・ずば抜けた描写力は素晴らしい!構成もとても面白い!逆さまの虎の瞳は瑠璃色?とよく見ると他の動物も色使っているね、ほぼモノクロール、鉛筆に依るこの重厚感圧巻ですね。サイズを、もっと大きくすると、見応えすごいだろうな、と妄想膨らみます。今回ピカイチの画力。しかし、とことん突き詰めてやりきることで、なにかを描こうとしなくても見える世界が必ずある!のいいお見本!★上田



620 松下 優亜 「想い」

・こんなにも背中で語ってくれる絵に初めて出会いました!道着を着ていないのに、全く不自然に感じません。心象風景の表現として、「素晴らしい」の一言です。★西野

・ゴーギャンの絵のような人物表現。希望や葛藤を豊かに表現していて、視線が自然に背中に集まる。この絵を鑑賞すると、いろんな思いを語り合うことができそうである。★牧井



701 田引 宏和 「群衆」

・様々な表現で描かれた顔をみているとだんだん作品からそれぞれの声が聞こえてきます。それはきっと群衆という形を通した作者の声なのかもしれません。★東良

・ダイバーシティは現代社会において重要なテーマだ。隣人の様子が不気味にそしてユーモラスに描かれている。様々な表情、タッチの顔だけでなく、独特の色調も魅力である。★田中

・観察眼!表現の豊かさ、ユーモア、批判、さまざまな手法で描かれた人々、人のコラージュ。目を凝らせば、凝らすほど、楽しく、かっこよく見えてくる不思議な作品。もっと、これからも、悩んで見つけていって欲しい!そして量を描くことって、それ、一個単体では、どうにも、ならなくても集合体で説得力できるってことなんだよね、センスいい!★上田

・人物の表現に幅があり、ユーモラスな作品になっている。表情や配色、タッチなどから喜怒哀楽や深層心理まで見えてくるようでおもしろい。★後藤



703 小田 結衣奈 「遁走」

・逃げることをテーマにしながら、正面から向き合う強さや、殻を打ち破るエネルギーを感じさせる作品です。油絵の具の特徴を生かそうと努力されています。★清水

・キャンバスから現実世界へと逃げ出す動物と慌てる女性を、動きを感じさせる筆致で上手く構成しており、そして何より楽しんで描いたであろうことが伝わってくる。★石堂



704 南裏 悠 「藍に溶ける」

・建物や生き物が幾重にも重なり、しかし存在感をもって描かれている。透明感のある色彩が美しい。★大正



712 木原 佑梨香 「透明」

・赤、黄、黄緑、青の色彩を豊かに使い、筆触も工夫して表現した絵である。近年、人里に下り、人間を襲う熊の怒りや悲しさが伝わってくるようである。★牧井



715 境山 史栞 「珊瑚礁とカフェテリア」

・暗い背景の中に描くことで崩された海洋環境を暗示し、海洋生物と自分が一緒に仲良くごはんを食べる様子で共存したいという意志がうまく表現されている。★伊藤



716 伊佐 悠 「30年の時を超えて」

・今の若者の絵、ニューヨークのタイムズスクエアのような街を感じる。光り輝くビルの前に立つ30年後の自分、絵の具の使い方を工夫して光り輝くように追求している。★牧井



719 大上 日菜向 「心のメリーゴーランド」

・赤、紫、青の変化がとても美しい。石塑粘土を用いることでモチーフの質感にも変化が生まれ、夢の世界の情景が具体化される。★大正

・画面の構成が優れている。人形自身の表情以上に、木馬の視線と表情を用いて、命を宿った人形の喜びを表しているところが素晴らしい。★鷹野



801 阿波根 千芽 「ハカナイモノタチ」

・人類の手によって危険にさらされているものたちを愛おしむように緻密に描かれている。青い人物も印象的であるが、背景の処理が絶妙で主題との対比が際立っている。★田中

・表したいものを効果的に配する秀逸な構成力が感じられます。バランス、色調、強弱のリズムなど、感覚を生かしながらよく寝られ多作品です。★清水

・背後からの光の巧みな表現によって地球温暖化による絶滅危惧種を効果的に浮かび上がらせ、人の顔は無表情で血の気がなく生命絶滅の恐怖を効果的に印象づけている。★伊藤

・青や緑の色の深さ、タッチが神秘的。詩的な世界。★後藤

・問題意識を具現化していく工程に興味が湧きます。自分を青く表現することで、人間の愚かさや、怖さを表しているのでしょうか。自分ごととして、これに対して向き合わねばという真摯な想いがあるということなのでしょうか。細密に繊細な絵の具の表現、とても上手いし綺麗ですね。生き物たちも生き生きとかわいいし、背景のムードもとても絵の具使いが上手ですね。沖縄在住だからこそ、より身近に感じているのだろうと思いました。★上田



802 當眞 瑠日 「未来への思い」

・廃車や廃墟と青い空や鮮やかな木々との対比が興味を引く。飛び回るトンボが単なる感傷でなく、モノたちのたくましい生命力にエールを送る作者の心情を伝えている。★田中

・夏の日差し、木漏れ日、廃車や雑草に覆われた空き家を描きながら、困難に立ち向かう自分と重ねて表現しようとしている。描写力に優れ、色彩感覚も豊かである。★牧井



803 小橋川 楓加 「私の世界」

・心の中から湧き出てくるものは様々な動植物たち。彼女の周囲を生き生きと動き回り、また、草花は風に揺られ、彼女の思考を揺さぶる様子が表現されている。★大正



804 岩本 枇奈 「ただひたすらに」

・高度な表現技能を感じさせる作品です。白龍をメインにした効果的で動きのある構成、個々の動物表現にみられる線の美しさなどが際立っています。★清水

・繊細かつ大胆な作品。生きる力の力強さが表現されている。まさに「ただひたすらに」生きていく覚悟を感じる。★大正

・圧倒的画力、に加えてのデザイン性、疾走感に痺れます。小さき生き物から龍に至るまで、仲間って思えるなんて、なんとポジティブな発想なんだろう!? こちらまで勇気もらえます!★上田



805 伊良皆 沙衣 「一人一人の物語」

・画面の四隅に均等に並べた金色の額縁の配置に加え、マットな黒がそれぞれの少女たちの物語の深みを与えている。様式的な表現がそれぞれの人生への敬意も感じさせる。★鷹野



808 仲村 文究 「唸れ 同胞たちよ!」

・鯨が海面で船を巻き込むような背面ジャンプしている様を表しており、アクリルで作られた波や粘土で成形した鯨は、作品の実寸より大きく感じるほど迫力が出ている。★石堂



809 當眞 瑠日 「食物連鎖」

・私たちの自然環境は、全ての「生」が尊重されることで成り立っています。他者を考え、今を考えることは未来を考えること。そうしたことをこの作品は教えてくれます。★東良



814 安仁屋 優奈 「瞳は映す」

・見たくないものまで見えてくる、思春期の視野の広がりを感じます。今しか描けない絵を描いてくれてありがとう。ガラスのつなぎ目にこだわりを感じます。★西野

・おそらく、自分の目を絵に取り入れる課題のもとで描かれたのだろう。1年生の作品であるが、自分自身を見つめ、材料を洗い出し、構想していく姿が伝わってくる。★牧井



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